今週は、日本を代表するアニメ映画界の巨匠、宮崎駿の言葉をピックアップ！

"This life is worth living." -Hayao Miyazaki
この世は生きるに値するんだ。

【解説】
「崖の上のポニョ」や「もののけ姫」など、子供から大人まで幅広い支持を集める名作を生み出し、海外でも高い評価を獲得した宮崎駿。
惜しまれつつ2013年9月に長編映画の舞台から引退したのは最近の記憶に新しいと思います。

第二次世界大戦中に生まれ、軍需産業に就いていた父のお陰で何不自由なく幼少期を過ごした宮崎。
小さい頃から絵は非常に上手く、熱心な読書家であり手塚治虫などに影響されたそうです。

1985年には、「スタジオジブリ」を創立。
以後「魔女の宅急便」や、ベルリン国際映画祭でアニメーションとしては史上初の金熊賞を受賞した「千と千尋の神隠し」などの作品を次々ヒットさせていきました。

今回の格言は2013年の引退会見の際に
「すべての作品を通して伝えようと意識してきたメッセージは？」
と聞かれた際に
「基本的に子供たちに『この世は生きるに値するんだ』ということを伝えるのが自分たちの仕事の根幹になければいけないと思ってきた。」
と答えた内容から抜粋したものです。
"I wanted to convey the message to children that this life is worth living, and that is the basis of doing this work, and that has not changed"

児童文学を愛し、子供が憩える作品を次々と生み出してきた彼の生き様と、生きる事の大切さを伝える人生のメッセージが凝縮されているようですね。